インド音楽の音階
インド音楽の音階は、大半の日本人が普段慣れ親しんでいる音階とは異なります。
考え方としては、ある一つの音を基準としてその音がどれだけ基準の音から離れているかということなのですが…
あえて、ドレミと対応させて表記すると、
ド − Sa
レ♭ − komal Re
レ − (shuddha) Re
レ♯ − 無し
ミ♭ − komal Ga
ミ − (shuddha) Ga
ミ♯ − 無し
ファ♭ − 無し
ファ − (shuddha) Ma
ファ♯ − Tivra Ma/ Kori Ma
ソ♭ − 無し
ソ − Pa
ソ♯ − 無し
ラ♭ − komal Da
ラ − (shuddha) Da
ラ♯ − 無し
シ♭ − komal Ni
シ − (shuddha) Ni
シ♯ − 無し
よく「インド音楽は22音階」と言われます。
上の表記を見ると、「12音階」のようにも見えます。
実は、演奏するラーガによって、上の音の中で微妙に高い音や微妙に低い音を使いますが、便宜上、上のように表記しています。
使う音は、演奏するラーガが最も美しく聞こえる音を使っているように思います。
その意味で、インド音楽の音階は、ピタゴラスの物理的な「純正率」と対比して「旋律的純正率」と呼んでもいいように考えています。
上の表記の枠の中では考えにくい音もあります。
「Sakali Re」という音は、Raga Bhimpalasiなどいくつかのラーガで使用されます。
一般の聴衆を相手にした演奏で耳にすることはまずありません。
玄人的な聴衆(≒一流の演奏家)を集めて行うホームコンサートなどで使われているようです。
今までで一度だけ聞くことができましたが、その音が出た瞬間は、真理の部屋を鍵穴から覗いたような感覚の音でした。
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インド音楽
シタール・スルバハール奏者 佐野敏幸 (インド音楽)


